派遣という労働形態は少し前から注目を浴びるようになってきました。派遣で働きたいという人も増えてきましたし、それに合わせて仕事が増えたり社会的な補償を行うなどの体制が生まれてきました。派遣には一般派遣と特定派遣があるのですが、ここでは特定派遣についてご紹介したいと思います。
特定派遣というのは、一般派遣と違い、ある特定の会社に所属していて、それが雇用状態となっているです。そのため、会社側としても派遣を最大限生かせる職種があります。とくに技術系の職種として知られるメカニック関連やエンジニアは多いとされているのです。他にも精密関連やITに関連した技術者は必要となっています。
特定派遣は、それ自体が専門的な技術や職業的経験を積んでいることが多く、仕事としての待遇が高いといです。もちろんこれは人としての待遇ではないため、中には派遣であることで評価を低くする社員もいます。それでも、高い技術力をいかんなく発揮できる職場で働くことができるのは特定派遣の特徴でもあるのです。
特定派遣はこういったある程度の限られた職種の中で自分のスキルや経験を発揮して仕事を行うわけです。しかし、そこにはメリットやデメリットも存在しているということで紹介していきたいと思います。
まず特定派遣のメリットとはどのようなことが挙げられるでしょうか。まず、特定派遣が特定である理由があります。簡単に説明すれば、仕事ごとに労働の契約と解消が起こってしまう一般と比べて、立場が安定しやすいというのがあります。これによっては派遣として生じる不安なく、働けるということになり、質の高い人材を集めることができるというわけです。
特定派遣のデメリットとして、それそのものの待遇がだんだんと骨抜きになっている会社があるという点です。中にはきちんとした会社もあるのですが、悪質な会社によって常用雇用という名のただの使い走り派遣と化し、逆に立場が不安定になることがあると危惧されているというのもあるのです。
特定派遣は、現在その体制的なものから不安視されがちですが、しっかりとした会社を選んで採用してもらうことができれば、一般の派遣よりも高い安定を得ることもできます。許可制へと移るということから考えても一つの転機となっているかもしれません。